6日の東京外国為替市場は、午前中、韓国の与党の代表が「大統領の早急な職務執行停止が必要だと判断する」と述べたと伝わると急速にウォンが売られ、円相場でも円高ウォン安が進みました。
またこの流れにつられる形でドルに対しても円が買われる展開となり、正午過ぎには1ドル=149円70銭台まで円高ドル安が進みました。
その後、ウォンは5日の夕方時点の水準近くまで買い戻されましたが、韓国の政治情勢をめぐって荒い値動きとなりました。
一方、午後5時時点のドルに対する円相場は、5日と比べて32銭、円安ドル高の1ドル=150円9銭~11銭でした。
ユーロに対しては、5日と比べて1円8銭、円安ユーロ高の1ユーロ=158円85銭~89銭でした。
ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0583~84ドルでした。
市場関係者は「韓国の政治情勢をめぐる混乱からリスクを避けようと円を買う動きが一時的に強まった。一方、日本時間の今夜にはアメリカの雇用統計が発表される予定で、FRB=連邦準備制度理事会の政策判断にどう影響するのかに注目が集まっている」と話しています。
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