近鉄の新型一般車両「8A系」は旧型車両と比べ電力消費を45%削減した

近鉄グループホールディングスは6日、環境に配慮した事業に資金の使い道を限定するグリーンボンド(環境債)を12日に300億円発行すると発表した。同社初のグリーンボンドで発行年限は5年と7年、利率はそれぞれ年1.219%と1.452%とした。近畿日本鉄道の新型一般車両「8A系」製造などに充てる。

主幹事社は野村証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、大和証券の4社。

近鉄の奈良線や京都線では10月から8A系の運行が始まった。発光ダイオード(LED)照明や新型機器を導入し、消費電力を旧型車両と比べ45%削減した。24年度は計48両を導入し、98億円を投じる予定。25年度にも68両の導入が決まっている。

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