BSNアイネット(新潟市)は、ネット上の仮想空間「メタバース」と生成人工知能(AI)を組み合わせた新たなコミュニケーションの仕組みを開発した。メタバース上の会議の内容を、AIが自動で要約したり議論で不足している点をアドバイスしたりする。議論の効率化や質向上につながるとみている。
ソフトウエア開発のエムラボ(東京・中央)と共同で、メタバース上でも開催している実際の教育プログラムの中で利用し機能の実用性を実証した。音声を文字起こしし、生成AIが自然な日本語で議論のポイントをまとめる。議論途中でも要約できるため、途中から参加した人でも議論の流れやこれまでの内容を把握しやすい。
議論のなかで不足している視点や参考となるURLも教えてくれる。参加者はAIのアドバイスも元に、より深い議論や参考情報の閲覧ができるようになる。
音声から文字を起こし要約・アドバイスをする機能は、メタバースに限らずそのほかのサービスとも連携できるよう開発している。BSNアイネットは実証の効果や課題を検証しながら、リアルやオンライン会議など様々なシーンでの活用を提案していく。
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