「スペースジムニー」の実車や運転模擬体験に多くの人が集った(8日、浜松市のスズキ歴史館)

スズキは企業博物館のスズキ歴史館(浜松市)で8日、宇宙が題材の子ども向けイベント「浜松から宇宙へ 〜スペースジムニーで飛びだす宇宙の旅〜」を開いた。同市内に本社を置く宇宙機器開発のALTILAN(アルティラン)、ローランドディージー(DG)と約3カ月で企画を練った。歴史館を他社とのコラボに使ったのも初めてという。

展示で目を引いた「スペースジムニー」はアルティランが監修した宇宙空間のイメージを、ローランドDGのプリンター技術によりスズキの四輪駆動車「ジムニー」にラッピングした。車両イメージは月面の運転体験ができるシミュレーターにも登場し多くの家族連れが楽しんだ。

シミュレーターでは凹凸のある月面風の場所をスペースジムニーで走り回れる

3社は街おこし会社のHACK(浜松市)が原則毎週水曜夜に開く企業交流イベント「水曜日のヨル喫茶」で出会い、9月からアイデアや技術、知見を持ち寄って企画をまとめた。今後3社以外にも連携の輪を広げたいという。イベントにはスズキの鈴木俊宏社長も姿を見せ、歴史館の活用拡大に期待を示した。

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