JFEスチールは「超ハイテン(高張力鋼板)」の生産ラインを新設する

JFEスチールは10日、西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)に自動車用鋼板を加工する生産ラインを新設すると発表した。2028年10月の稼働予定で投資額は約700億円を見込む。

亜鉛めっきを施した鋼板を生産する溶融亜鉛めっき工程の設備を設ける。生産能力は年間36万トンで、設計などをへて26年1月に着工する予定。引っ張り強度が980メガパスカル以上の「超ハイテン(高張力鋼板)」を作る。福山地区の溶融亜鉛めっき工程は4ライン目となる。

人口減などに伴い自動車の国内生産台数は減少傾向にある。JFEは車台数が減る中でも燃費の向上につながる軽量化ニーズは増えるとみて設備投資を決めた。将来的には海外への輸出も検討する。

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