日産自動車は、アメリカでの販売不振などからことし9月までの中間決算で営業利益、最終的な利益ともに90%を超える大幅な減益となり、世界で生産能力の20%削減や、9000人の人員削減を進めています。
会社は経営の立て直しに向けて、経営陣の一部を交代させる人事を発表しました。
会社の財務戦略を担うCFO=最高財務責任者には投資銀行での経験が長く、現在はアメリカ事業で担当役員を務めているジェレミー・パパン氏が来月1日付けで就任し、CFOをしているスティーブン・マー氏は中国事業の担当役員となります。
また、販売不振が続く、アメリカ事業の担当役員にはヨーロッパの自動車大手、ステランティスで「ジープ」ブランドのCEOを務めていたクリスチャン・ムニエ氏が就任します。
一方、内田誠社長は経営トップにとどまるということです。
会社では来年4月に経営陣の交代を行う方針で、事業構造の変革の着実な実行に加えて、アメリカ市場などでの販売回復に向けて、商品の競争力を強化していけるかが大きな課題となっています。
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