総合建設業の本間組(新潟市)は11日、新潟西港の土砂を取り除く浚渫(しゅんせつ)工事の現場見学会を開催した。新潟市中央区を中心に活動する観光ボランティア団体「新潟シティガイド」の会員向けの見学会で、新潟西港の役割や浚渫工事の意義などについての理解を深めてもらい、新潟市の魅力発信につなげる。
佐渡航路などが発着する新潟西港は信濃川の河口に位置するため海底に堆積する土砂を取り除く必要があり、北陸地方整備局が工事を発注している。本間組は海底を掘って土砂を吸い上げる「ポンプ浚渫船」や、より遠くの処分場へ直接送れるようにする「中継ポンプ船」を所有していて、新潟西港の浚渫工事も請け負っている。
11日の見学会には新潟シティガイドの会員24人が参加した。本間組の担当者が新潟西港の歴史や浚渫工事について座学で説明した後、ポンプ浚渫船の乗船体験も実施した。
新潟シティガイドの石崎義男副代表は見学会終了後、「1年ほど前から見学会をお願いしていた。理解が深まったので自信をもってガイドできるようになると思う」と感想を述べた。
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