ニデック傘下のニデックマシンツール(滋賀県栗東市)は12日、工作機械の門型マシニングセンターに高速切削が可能な新タイプを追加すると発表した。金属を削る主軸の回転速度の上限を毎分7000回転から1万回転に引き上げた。金型などの表面を滑らかに仕上げることが可能になり、家電製品などの加工需要を取り込む。
マシニングセンターの「MV-BxⅡシリーズ」に新タイプを加えた。金型の仕上げやアルミ部品の加工といった高速回転が求められる工程に対応しやすくなる。回転数の高いマシニングセンターでは主軸に潤滑油を使うものが多く、定期的に油を補給する手間がかかる。今回の製品は取り換え頻度が少ないグリス潤滑方式とした。グリスを使うマシニングセンターの中では最高クラスの回転速度になるという。
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