富士通子会社の買収で、「5G」や「ビヨンド5G」で要求される製品の供給につなげる

古河電気工業は12日、富士通子会社で光通信用機器を手がける富士通オプティカルコンポーネンツ(川崎市)を2025年4月1日付で買収すると発表した。同社の全株式を富士通から取得する。取得額は非開示。次世代の移動通信システムに対応した機器などを充実させる。

富士通オプティカルコンポーネンツは光通信ネットワークを構築するために欠かせない「光変調器」や「光受信器」などを製造・販売している。特に「リチウムナイオベート」という物質を使った高速光変調器に強みを持つ。

古河電工は、高速通信規格の「5G」や次世代通信の「ビヨンド5G」に関連する事業に注力している。富士通オプティカルコンポーネンツの技術を取り込むことで、取引先への提案力や開発力を高める。

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