中国ネット通販最大手のアリババ集団は12日、日本市場向け電子商取引(EC)アプリ「TAO(タオ)」に関する説明会を開いた。大手物流との提携による配送体制の整備や日本語でのサポート体制、商品の梱包の質の高さなどを売りとする。今後、人員も拡充して日本市場を本格的に開拓する意向を示した。
10月にアプリの提供を始めた。アパレルや雑貨、デジタル関連商品など300万点以上を取り扱う。消費者の嗜好に合わせて人工知能(AI)が商品を提案する機能も備える。商品は注文後に主に中国から発送され、数日後に日本に届く。専属のバイヤーチームも置く。
アリババの担当者は日本の消費者について「サービスや商品の質を重視する。安心感がなければ絶対に商品を購入してもらえない」と指摘。日本の消費者を意識した施策として、購入から40日以内であれば無料で返品できるサービスなども訴求する。
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