JR九州高速船(福岡市)が浸水を隠して博多港と韓国・釜山港を結ぶ高速船「クイーンビートル」の運航を続けていた問題を受け、親会社のJR九州が事業からの撤退を視野に入れていることが13日、分かった。

JR九州グループは運航再開を目指し、社員の安全意識の醸成や船体の補修、ガバナンス(統治)の強化など再発防止策に取り組んできた。ただ、船体に関してはアルミ製のため溶接などの修理が難しいとしている。

古宮洋二JR九州社長は報道陣の取材に対し、「運航再開を目指しているが、事業撤退も選択肢の一つと考えている」と述べた。

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