三菱電機は13日、米ケンタッキー州の自動車部品工場を空調機器向けに転換すると発表した。投資額は約1億4350万ドル(約220億円)。省エネルギー性能の高い空調機器の販売が米国で伸びており、空調の主要部品を現地生産する。
三菱電機は同工場で自動車向けのコントロールユニットを生産していたが、空調の基幹部品であるコンプレッサー(空気圧縮機)の工場へと切り替える。2027年10月の稼働を予定し、年間のコンプレッサーの生産能力は100万台分を見込む。工場の転用にあたり、米エネルギー省から約5000万ドルの補助金も受ける。
これまでタイや日本からコンプレッサーを輸出し、メキシコの工場で空調機器に組み込んでいた。米国での現地生産ができれば、輸送費などのコストを減らせる。
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