神戸商工会議所は13日、地元企業のイノベーション創出やスタートアップの育成支援に向けた新組織のキックオフイベントを神戸市内で開いた。企業間の横のつながりを重視し、情報交換を定例化して生まれた新たなアイデアの事業化や協業加速を狙う。
主要企業の新規事業担当者らが集う「神戸イノベーション・コミュニティ」、神戸の起業家にサポート意欲があり、起業経験のある経営者から成る「神戸イノベーション・リーダーズ」だ。商議所がこうした組織を立ち上げるのは珍しい。
重厚長大が中心だった神戸経済は市が中心となりスタートアップ企業への支援を強化してきた結果、医療産業分野を軸に企業の集積が目立つ。商議所の新組織で協業や共創が進めば、新しい起爆剤になるとにらむ。
神戸商工会議所の川崎博也会頭は「国内外を含めた販路や協業先の探索、ネットワーク作りなどスタートアップの経営の総合的な課題をフォローすれば、神戸のアドバンテージになる」と強調し、2つの新組織の意義を話した。
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