近鉄グループホールディングス傘下の近畿日本鉄道は13日、2025年2月22日のダイヤ改正で、大阪難波―近鉄名古屋間の名阪特急を増発すると発表した。25年国際博覧会(大阪・関西万博)に対応した輸送増強が狙いで、平日は上下63本から66本に、土曜・休日は同71本から78本となる。
奈良線から阪神なんば線に乗り入れし、近鉄奈良―神戸三宮間を結ぶ快速急行は平日昼間に毎時2本から3本にする。阪神の九条駅と西九条駅で大阪メトロ中央線やJRゆめ咲線(桜島線)に乗り換えることで、万博会場最寄りの夢洲(ゆめしま)駅やシャトルバスが出るJR桜島駅に向かえる。快速急行と急行の全体の本数は変わらない。
京都線は平日朝の時間帯に新田辺発京都行きの準急を1本増やす。京都線や橿原線、天理線では平日昼間の本数を毎時4本に増やす。飲み会の需要増加に対応し、奈良線の快速急行は大阪難波発の近鉄奈良行き最終列車が8分繰り下げる。名古屋線でも夜11時台に近鉄名古屋発の近鉄四日市行き急行を増発する。
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