これは、積水ハウスと、積水化学工業、旭化成ホームズの大手住宅メーカー3社が、16日、配送を担う物流会社のセンコーと共同で発表しました。
それによりますと、これまで住宅メーカー3社は物流会社に部材などの配送を個別に依頼してきましたが、今月から、地域ごとにある物流拠点とトラックの共同利用を始めるとともに、共同で部材の購入などを行い、物流の効率化を進めるとしています。
取り組みに当たり、特に輸送量が多い関東と関西の間などの基幹輸送には、荷台部分を連結させたトラックも活用するということです。
こうした取り組みによって、トラックドライバーの運転時間を年間でおよそ1万7000時間、輸送に伴う二酸化炭素の排出量を年間でおよそ500トン削減できる見込みだとしています。
積水ハウスの野間賢専務執行役員は「トラックドライバーの不足で、近い将来モノが運べなくなるという強い危機感があった。各社の強みを生かし、弱みを補い合いながら物流を効率化するとともに環境への貢献をしたい」と話していました。
物流の効率化を目的とした共同配送の動きは、食品メーカーやコンビニなどさまざまな業界で広がっています。
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