行員による貸金庫からの窃盗問題を巡り、16日に記者会見した三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取は「対応策にめどが付いたタイミングで説明するのが顧客の不安払拭(ふっしょく)につながると判断した」と説明した。同行は11月22日に事案を公表していた。
会見では不正に使われた顧客の予備鍵を支店ではなく本部で一括管理するなどの再発防止策のほか、順次被害の補償を開始したことなどを明らかにした。
半沢頭取は「まずはお客様への対応を最優先で取り組んできた。(会見などで)説明する以上はしっかり不安を解消できる対応策にめどが付いている必要がある」と話した。【竹地広憲】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。