大阪府枚方市は京阪グループなど民間企業と連携し、樟葉駅の駅前広場のにぎわいづくりに乗り出す。道路空間でテーブルやキッチンカーなどの設置が可能になる歩行者利便増進道路制度(通称・ほこみち)を活用し、第1弾として、12月20〜25日にクリスマスマーケットを開く。
枚方市は、樟葉駅前の天然芝生広場を整備し、2024年5月に供用を開始した。この広場を中心とする広さ約1500平方メートルの駅前空間を今後おおむね10年間運用する占用者として、京阪グループのほか枚方信用金庫や関西医科大学、都市再生機構などで構成する樟葉駅前広場活性化協議会を選んだ。
23年に発足した同協議会は、5月から広場のにぎわいづくりの実証実験を重ねてきた。コンセプトに「ともにわ」を掲げ、「みんなの庭、ひらかれた広場」などを目指す。クリスマスマーケットでは家族や友人らとあたたかく過ごすことができる有料シートなどを用意する。
ほこみちは、歩道や側道を活用するケースが多く、駅前広場は珍しいという。
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