学校や自治体向けの業務支援ソフトウエアを手掛けるシステムディは16日、2025年10月期の連結純利益が前期比13%増の6億2700万円になりそうだと発表した。売上高は8%増の50億円となり、最高を見込む。主力の公立小中高向け校務支援ソフトの販売が伸びる。年間配当は3円増の27円を計画する。
同社は児童・生徒の個人情報や成績、出欠状況などを簡単に記録できるソフトに強みを持つ。一度導入されると長期にわたって使われる傾向があり、収益が安定しやすい。同日の記者会見で堂山遼社長は「クラウドサービスなどのストック売上高が年25億円ある。新年度に向けた受注が見込める」とし、目標達成に意欲を示した。
同日発表した24年10月期の連結決算は、売上高が前の期比2%減の46億円、純利益は12%減の5億5500万円だった。最終減益は16年10月期以来となる。カスタマイズの追加案件が想定を下回るなど苦戦した。
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