協定を締結した東京都の小池百合子知事㊨と愛知県の大村秀章知事(17日、都庁)

東京都と愛知県は17日、国際イノベーション都市の実現などを目指す連携協定を結んだ。都と県のスタートアップ支援施設間などで協力を深める。国際的な経済都市である東京と、世界的な製造業の集積地である愛知が組むことで、海外から投資家や企業を呼び込む。

都は「東京イノベーションベース」、愛知県は「ステーションAi」という大規模なスタートアップ支援施設を持つ。ステーションAiの入居企業の4割は都のスタートアップで、すでに連携関係にあるという。協定を機に協力関係に弾みをつける。

小池百合子都知事は「日本は新しい産業サービスを生み出すことが得意だが、爆発的なところまで至っていない。東京と愛知が強みを生かして大きな流れをつくっていこう」と呼びかけた。大村秀章県知事は「東京と愛知で連携してイノベーションを起こし、たそがれつつある日本を盛り上げたい」と話した。

【関連記事】

  • ・公立大学、新興支援ファンドへ出資解禁 学内起業後押し
  • ・墨田区の産業共創施設1周年 新興と地元中小の連携進む
地域ニュース

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。