三菱ケミカルグループは17日、子会社のダイヤリックスの不動産関連事業の一部と関連する不動産を日本エスコンに売却すると発表した。売却額は203億円で、2025年4月1日に譲渡する。全社的に非注力事業や不採算事業からの撤退や売却を進めており、構造改革の一環として譲渡し保有資産の適正化も進める。
ダイヤリックスは保有不動産の賃貸や管理事業などを手がける。修繕費用などが増加するなか、主に首都圏にあるグループ外の企業やマンションなどの不動産を対象に譲渡し、自社グループ向けの不動産については継続して保有・管理する。すでにダイヤリックスが持つ保険代理店事業も英保険仲立ち人(ブローカー)大手のエーオンへの売却も決めている。
【関連記事】
- ・三菱ケミG、傘下の子会社で社長職復活 3年で方針転換
- ・三菱ケミG、合成石英の生産能力を3割増強 半導体向け
- ・英ブローカー、企業系代理店買収 損保不正受け再編加速
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。