EV充電器の普及を目指す徳島県の後藤田知事㊨ら

徳島県は17日、9カ所の県有施設に新設した電気自動車(EV)向け普通充電器計42口の運用を始めた。EV充電サービスのエネチェンジが機器を用意し、県民らに利用を促す。同日には子ども科学館などがある「あすたむらんど徳島」(同県板野町)で、後藤田正純知事らが運用開始のセレモニーを開いた。

県は今春、2030年までに県内のEV充電器を現状の10倍の2000口に増やす目標を掲げた。エネチェンジとの取り組みは、県有施設への本格的な導入の第1弾となる。17日から運用を始めたのは他に、見本市会場のアスティとくしま(徳島市)、県立障がい者交流プラザ(同)など。

充電器の出力は6キロワットで、ケーブルの長さは5メートル。あすたむらんどで充電作業を体験した後藤田知事は「専用アプリや充電カードを使えば、家電製品を扱う感覚で簡単に充電ができる」と感想を述べた。県は今後も充電器運営の事業者を募り、県有施設への整備を進める。

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