シマノは17日、26万株の自社株を24日に消却すると発表した。消却前の発行済み株式数の0.29%にあたる。11月1日から30日にかけて約54億7000万円で買い付けた株式が対象となる。株主還元を目的としており、さらなる自社株取得と消却も検討する。
シマノは2024年4月24日から25年3月31日にかけて、100万株を上限とする自社株買いを進めている。買い付けの上限までは29万8000株残っている。
24年10月末からは、従来の東京証券取引所における立会外取引に加えて、東証での市場取引でも買い付けられるようにした。こうした自社株買いについては「(株主還元などの)資本政策をより機動的に実行するため」としていた。
株主還元の一環として配当も拡充している。24年12月期の年間配当は、前期比24円増の309円を見込む。20年12月期の記念配を除くと、21年12月期から4期連続の実質増配となる。
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