旧イトーヨーカドー郡山店跡に来春オープンする「ヨークパーク」のイメージ。ロゴはベニマルを表すハトの周りにバラエティー豊かなテナントが集う様子を表現したという=ヨークベニマル提供

 セブン&アイ・ホールディングス傘下のスーパーマーケットチェーン「ヨークベニマル」(本社・福島県郡山市)は18日、5月26日に閉店した旧イトーヨーカドー郡山店跡(同市西ノ内)に旗艦店となる「ヨークパーク」を来年春に開業すると発表した。福島県内初出店となる雑貨「ロフト」や、女性たちに人気のコスメ専門「アインズ&トルペ」など約30店のテナントも誘致し、郡山商業圏の新たな中核を目指す。

 ヨークパークは、ヨーカドーのビルを改装した1~4階建てで、売り場面積約2万7000平方メートル。1305台分の駐車場を完備する。1階にはベニマル、2階にロフト、4階は飲食店が数店、ベビー用品「アカチャンホンポ」が出店。また、階は未定だが、カジュアル衣料品店「ユニクロ」、靴の「ABCマート/スポーツ」などが入る。

ヨークパーク予定地

 ヨーカドー郡山店は業績の立て直しを図る本社の意向で閉店したものの、建物の半径約5キロ圏内には20万人以上が住み、周辺の幹線道路へのアクセスも良好。ロフトは、これが出店の決め手になったという。

 ヨークパークの全館オープンは来春の予定だが、先行してベニマルとテナント複数店で開業する方向でも検討している。ベニマルの広報担当者は「日常生活と関係が深い多数のテナントも入居するコミュニティー空間。地域の方々の暮らしを彩る憩いの場を目指したい」と話している。【根本太一】

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