フリマアプリのメルカリは19日、個人が出品した商品を自社で買い取り提携事業者に売却する仕組みを始めたと発表した。第1弾として大黒屋ホールディングスや伊藤忠商事系の事業者と組み、査定をもとに出品者に買い取りを提案する。買い取りをてがける事業者が参加することで取引を活性化し商品を売りやすくする。

新機能の名称は「買取リクエスト」。まずはブランド品買い取りの大黒屋ホールディングスと、伊藤忠傘下のビロング(東京・港)が運営しスマートフォンやタブレットを買い取るサイト「にこスマ」が参加する。提携事業者は徐々に広げる。

出品者は出品中の商品に買い取りを希望する通知が届くと、買い取り希望額を確認できる。買い取りを承諾するとメルカリの拠点に商品を発送する。メルカリ側で確認した商品の状態に問題がなければ取引が成立する。

メルカリは通常のフリマアプリでの取引と同様に販売手数料として販売価格の10%を徴収する。買い取った商品は提携事業者に販売手数料を差し引いた額で売却する。

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