住友化学は19日、アルミニウム地金事業から撤退すると発表した。同事業を手がける企業の保有株をYKKAPに売却した。売却額は非開示。5月にも海外のアルミ精錬企業2社の全保有株の売却を決めていた。輸入した製品を建材向けなどに供給していたが、市況の影響で損益の変動が大きくなるため、構造改革の一環として撤退する。

ブラジルのアルミ精錬に参画する日本アマゾンアルミニウム(東京・中央)の保有株2.97%をYKKAPに売却した。業績予想には既に織り込み済みとする。アルミ関連では愛媛工場で生産し半導体向けなどに使われる高純度アルミニウム事業は継続する。

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