来店客でにぎわう「オーケー高井田店」の弁当売り場(11月26日、大阪府東大阪市)

関西圏で他地域の食品スーパーの進出が相次いでいます。10月に「肉のハナマサ」が初出店、岐阜地盤のバローが物流拠点を稼働させました。さらに11月、関西スーパー買収を巡り有名になったオーケーが東大阪に出店、「いい商品をより安く」の方針が消費者の人気を集めています。一方、迎え撃つ関西勢のライフはオーケーの近隣店舗を大幅改装し20〜30代中心の客層にあわせた品ぞろえを強化。万代は「満足度で勝負」するといいます。

オーケー、因縁の関西に1号店 地元勢は価格勝負を警戒


首都圏地盤のディスカウントスーパー、オーケー(横浜市)が11月26日、関西1号店を出店した。かつて「関西スーパー」の争奪戦を繰り広げた因縁の地に、勝ちパターンの「毎日安売り」を引っさげ、自力出店で挑む。迎え撃つ地元勢も対抗する戦略を打ち出す。…詳しくはこちら

関西攻めるオーケー、社長「毎日安売り、成功するまで」


オーケーが関西1号店となる高井田店(大阪府東大阪市)を開業。初日は開店前から約300人の客が並び、総菜や生鮮品などを買い回っていた。関西では万代(同)やライフコーポレーションなど地域の食文化に根付いたスーパーが多い。今後の戦略をオーケーの二宮涼太郎社長に聞いた。...詳しくはこちら

大阪のスーパー・万代社長「オーケーと価格勝負はしない」


オーケーが大阪府東大阪市に関西1号店を出店、悲願の関西進出を果たした。東大阪市に本社を構える食品スーパーの万代は迎え撃つ格好になる。同社の阿部秀行社長は日本経済新聞の取材に応じ「商品の安さで対抗することを考えてはいない」と語った。…詳しくはこちら

「業務スーパー、円高なら戦略値下げ」 神戸物産・沼田社長


「業務スーパー」を展開する神戸物産の沼田博和社長は日本経済新聞の取材で、2025年10月期の事業環境について「円高傾向になる可能性が高い」という見方を示した。円高傾向になれば輸入食品の仕入れコストの抑制につながるため、「戦略的に商品の値下げをして販売増につなげたい」という事業戦略をとる構えだ。…詳しくはこちら

小売り「新御三家」、人口減で台頭 消費産業も多極化


2020年に関西進出し、約20店まで拡大しているロピア。オーケーやドン・キホーテとともに新たな消費のけん引役として台頭してきた。共通しているのが、人口減が顕著になってきた2010年代から出店ペースが加速している点。デフレ下のニーズに対応したプライベートブランド(PB)や現場主導の売り場づくりで勝ち抜いてきた。…詳しくはこちら

【もっと詳しく知るには】

  • ・オーケー、悲願の関西上陸 開店時に300人の行列
  • ・平和堂、東海地方に出店加速 15日に愛知県で20店目
  • ・食品スーパー大阪の陣 関西フード上場廃止、関東勢進出
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