自転車販売のあさひが23日発表した2024年3〜11月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比12%増の37億円だった。高価格の電動アシスト車の販売が伸び客単価が5%上昇したほか、店舗の人材配置を見直すなど効率化が寄与した。
売上高は5%増の645億円で、04年の上場以来、同期間としては過去最高だった。業界では物価高で新車の買い控えがあったが、修理件数が増加した。23年12月の修理単価の引き上げも売上高の増加につながった。
25年2月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比6%増の825億円、税引き利益は18%増の36億円を見込む。自転車販売は新生活が始まる春ごろに増える傾向があり、進行中の第4四半期は閑散期にあたる。
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