東北電力は23日、新潟東港バイオマス発電所(新潟県聖籠町)が商業運転を始めたと発表した。事業主体は東北電とシンガポールのエネルギー会社、エクイス・デベロップメントの共同会社。出力規模は5万キロワットで、輸入の木質ペレットやパームヤシ殻を燃料として使用する。東北電が新潟県内でバイオマス発電事業を手がけるのは初めて。
事業主体は新潟東港バイオマス発電合同会社で、エクイスが80%、東北電が20%を出資している。東北電が発電設備の設計や建設などで支援してきた。商業運転開始後の運転・保守管理業務は東北電が担う。年間発電量は約3億6000万キロワット時で、約11万世帯分の年間使用電力量に相当する。二酸化炭素削減量は年約16万トン。
東北電グループは2030年代早期までに、東北・新潟エリアを中心に200万キロワット分の再生可能エネルギー発電施設を開発する目標を掲げている。11月時点で開発・出資する電源は約80万キロワットを達成している。
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