【詳報】ホンダ日産 経営統合の協議に入ったことを正式発表

日産のゴーン元会長は23日、日本外国特派員協会でオンラインの記者会見を開きました。

ゴーン元会長は、日産が経営危機に陥った1999年からおよそ20年にわたって経営を率いてきましたが、2018年に日本で逮捕・起訴されたあと、保釈中に中東のレバノンに逃亡し現在も滞在しています。

ゴーン元会長はホンダと日産が経営統合に向けた本格的な協議に入ったことについて「アライアンスなどを構想したいときにまず最初に考えるのは補完性だが、両社にはそれがない。ともに日本企業で、同じ分野に強く同じ分野で弱い」と述べました。

そのうえで「両社は産業面でいたるところで重複がある。経営統合が実現しても成功するとは思えない」と述べ、否定的な見方を示しました。

また、ゴーン元会長は「EVに徹底的に取り組んだ企業が勝者となっていて、それはアメリカのテスラや中国企業だ。ホンダと日産は共に生き残りをかけて戦うことになるが、厳しい状況になるだろう」と述べ、EVメーカーなどとの厳しい競争が課題になるという認識を示しました。

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