日本フードアナリスト協会(東京・千代田)が主催する「第82回ジャパン・フード・セレクション」で、外食チェーンのふじや(徳島市)が商品化した「肉超餃子(にくごえギョーザ)」が最高位のグランプリを受賞した。ひき肉の代わりに雑穀のタカキビを使った冷凍ギョーザで、代替肉の商品が同賞を受けたのは初めて。
タカキビは肉のような赤みを持ち、炊くと粗びき肉に似た弾力が出る。これに野菜をまぜて餡(あん)を作り、厚さ0.5ミリの薄皮で包んだ。脂質や塩分は一般的なギョーザの半分程度という。大豆由来の代替肉にありがちな臭いも少ない。
審査会では「予想以上に肉感がある」「健康志向にマッチしている」などの評価が出た。ふじやの鍛谷(かじたに)徹社長は「菜食主義の人などに限らず、幅広い消費者に食べてもらうきっかけになれば」と話している。
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