NECは23日、日本テレビホールディングスの番組制作子会社、日テレアックスオン(東京・港)に映像や画像などを一元管理するクラウドサービスを提供したと発表した。取材現場から素材データをアップロードするだけで一元管理する。編集作業を始めるまでの時間を短縮できる。
映像データがアップロードされると一定時間ごとのサムネイル画像が自動的に生成されるため、必要なシーンを素早く見つけられる。日テレアックスオンは年末年始に放送されるスポーツ番組の番組制作で活用する。
NECは同サービスを2021年から提供してきた。これまではCM素材の管理向けなどの用途で主に広告スポンサーや広告代理店が導入していて、番組制作向けへの導入はなかった。
スポーツ番組の制作は試合映像のほか、練習風景や選手・監督へのインタビューといった映像を短時間で編集する必要がある。従来は、撮影した映像を各地の試合会場などからバイク便などで送ることが多く、編集作業に入るまでに時間がかかっていた。
さらに、大量の映像データがSDカードやハードディスクなどさまざまな記録媒体に分散して収められていたため、必要な素材を検索するために多くの時間がかかっていた。
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