ダイハツ本社工場で一部車種の生産を再開し、出勤する従業員ら(7日午前、大阪府池田市)

ダイハツ工業は7日朝、認証試験の不正問題で停止していた大阪府池田市の本社工場での生産を4カ月半ぶりに再開した。同社の国内に4つある完成車工場すべてが再稼働したことになる。

本社工場の生産再開を受けてダイハツは「これまで以上に1台1台を丁寧に作り込み、品質を確保したうえでなるべく早く顧客に車を届けていきたい」とコメントした。本社工場では約200人体制で軽自動車「コペン」を生産しており、12月26日から稼働を停止していた。

ダイハツ車を巡っては、認証不正が発覚した23年12月に国土交通省が国内での全車種の出荷停止を指示。これを受けてダイハツは国内4工場の生産を止めていた。同社は国交省による安全性基準の適合確認を終えた車種から順次生産を再開しており、本社工場以外の京都府、大分県、滋賀県にある完成車工場は2〜3月に稼働していた。

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