トヨタ自動車本社に掲げられた社旗=愛知県豊田市で、大原翔撮影

 トヨタ自動車が8日発表した2024年3月期連結決算は本業のもうけを示す営業利益が前年比96・4%増の5兆3529億円となり、日本企業で初めて4兆円を突破し、5兆円の大台に乗せた。これまでの営業利益の最高額はトヨタの2兆9956億円(22年3月期)だった。

 また、最終(当期)利益は日本企業歴代2位となる4兆9449億円。売上高は45兆953億円となり、過去最高だった前年(37兆1542億円)を上回った。

 半導体不足の緩和で生産と販売が堅調に推移したことに加え、歴史的な円安も追い風となった。

 25年3月期連結業績の見通しは、売上高が46兆円、営業利益は4兆3000億円とした。【大原翔、秋丸生帆】

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