スズケンと子会社の三和化学研究所(名古屋市)は9日、医薬品開発支援のEPSホールディングス(HD)(東京・新宿)と医薬品製造受託(CMO)大手の武州製薬(埼玉県川越市)とパートナーシップ契約を締結したと発表した。国内未承認となっている海外新薬が日本市場に参入する際に、開発や製造、販売まで一貫して支援する。
三和化学が海外の製薬会社と契約し、武州製薬が薬を製造する。三和化学やEPSHDは臨床試験などを支援するほか、新興の製薬会社などには資金状況に応じて日本における開発費用を負担する。承認を得た薬の医療機関などへの物流はスズケンが担う。
海外の製薬会社が日本市場に参入する際、日本独自の規制や言語などが障壁になるという。海外で実用化されている薬が日本では使えない「ドラッグロス」の解消が課題となっている。
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