OKIはATM関連事業の特需が一服する

OKI(沖電気工業)は9日、2025年3月期の連結純利益が前期比63%減の95億円になる見通しだと発表した。新紙幣への切り替えに伴うATM関連事業の特需が一服する。前期に繰り延べ税金資産を計上した反動も出る。

売上高は9%増の4600億円を見込む。官公庁向けシステムなどを含む社会インフラ事業が伸びる。半導体製造装置メーカー向けに生産するプリント基板も24年10月〜25年3月期に回復を見込む。

同日発表した24年3月期決算は最終損益が256億円の黒字(前の期は28億円の赤字)だった。オンライン会見で森孝広社長は「中長期的な成長を目指し、生産体制の構築や技術力の強化投資に着手している」と述べた。

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