運賃の引き上げが通期で寄与する

京浜急行電鉄は10日、2025年3月期の連結営業利益が前期比7%増の300億円になりそうだと発表した。23年10月に実施した鉄道運賃の引き上げが通期で寄与する。

売上高は9%増の3054億円を見込む。訪日外国人(インバウンド)の回復などで、鉄道事業の旅客運輸収入は803億円と7%伸びる。

純利益は168億円と80%減る見通しだ。前期に計上した固定資産売却益の反動が出る。配当は1円増やし年16円とする。

併せて、27年3月期までの中期経営計画を発表した。品川・横浜地区の都市再開発などに取り組み、連結営業利益を前期比25%増の350億円に伸ばす。

同日発表した24年3月期の連結決算は、営業収益が前の期比11%増の2806億円、純利益が5.3倍の837億円だった。

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