センサーに使う繊維の厚さは約10マイクロメートル(写真)

信州大学繊維学部の金翼水教授らの研究グループは、厚さ約10マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの繊維を使った高感度センサーを開発した。繊維内部の構造などを工夫し、外部からの小さな刺激にも反応できるようにした。ロボットに使えば、髪の毛をつかむなどの人間と同等の細かな動作も可能になると期待する。

髪の毛(一般的な太さは80マイクロメートル)の8分の1ほどの厚さの繊維と、その繊維を使ったセンサーを開発した。金教授は「センサー感度は現状公開されている他の研究と比べ5倍ほど」と話す。柔軟性があり、服のような形にして高齢者の見守りに使うなどウエアラブル機器での活用も想定する。

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