日本新薬は10日、2025年3月期(国際会計基準)の連結純利益が前期比5%減の245億円になる見通しだと発表した。2期ぶりに減益となる。米国などで販管費が増加するほか、円安による為替差益が減少することを見込む。

売上高は1%増の1500億円、営業利益は7%減の310億円を見込む。肺動脈性肺高血圧症向けの治療剤「ウプトラビ」などの希少疾患治療薬について認知度拡大に用いる費用が増えるのが重荷になる。米国などでの販売体制の整備も負担になる。

同日発表した24年3月期の連結決算は純利益が前の期比13%増の258億円、売上高が3%増の1482億円だった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。