オークマは10日、2025年3月期の連結純利益が前期比20%減の155億円になる見通しだと発表した。足元で半導体や自動車向けで動きはあるものの、受注は世界的に厳しい状況が続く。売上高は6%減の2150億円を見込む。年間配当は前期と同じ200円を予定する。
名古屋市内で記者会見した家城淳社長は「半導体や航空宇宙、自動車関連などの受注が上がってくるのは夏以降、年の後半とみている」と話した。
24年3月期の連結決算は売上高が前の期比微増の2279億円、純利益が1%増の193億円だった。価格転嫁などで利益を確保した。
同日、可児工場(岐阜県可児市)に大型の物流拠点を建設すると発表した。延べ床面積1万4000平方メートルの2階建てで、総工費は29億円。大型部品などを扱い、点在していた倉庫機能を集約することで配送効率を高める。ロボットの導入など省人化も進める。
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