10日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて125ドル8セント高い3万9512ドル84セントでした。

ダウ平均株価の値上がりは8営業日連続で、この間の値上がり幅は1700ドル近くになりました。

8営業日連続の値上がりは去年12月以来、5か月ぶりです。

インフレの要因となっていた労働市場のひっ迫がいくぶん緩んでいることを示す経済指標がこのところ相次ぎ、FRBが利下げを始める時期が遅くはならないとの見方から、利下げへの期待が強まっていることが背景にあります。

市場関係者は「ミシガン大学が調査を行った消費者が予想する1年後の物価上昇率が発表され市場の予想を上回ったことからインフレへの懸念がくすぶり、値上がり幅が拡大する展開にはならなかった。株価の上昇傾向がどこまで続くかは物価や労働市場の経済指標に左右されそうだ」と話しています。

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