記者会見するコメ兵HDの石原卓児社長(13日、名古屋市)

中古品流通大手のコメ兵ホールディングス(HD)は13日、2028年3月期までの4カ年の中期経営計画を発表した。連結売上高を24年3月期の1194億円から、28年3月期には2500億円に増やす。営業利益は150億円を目指す。大都市を中心に旗艦店を年1店舗出店する。

海外売上高比率は24年3月期の10%から15%に高める。北米や東南アジアなど海外で30店舗の出店を目指す。香港を軸に商品の流通網を構築する。

同日、25年3月期の連結純利益が前期比3%増の52億円になりそうだと発表した。買い取り専門店を東京や大阪、名古屋などで30~40店出すほか、マレーシアでも買い取り事業を始めて中古品の取扱量を増やす。売上高は17%増の1400億円を見込む。

24年3月期の純利益は前の期比36%増の50億円と過去最高だった。買い取り店の積極出店で品ぞろえが充実。円安も追い風となり、インバウンド(訪日外国人)への販売が好調だった。

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