自動車部品や工作機械の桜井製作所は13日、2025年3月期の連結純利益が前期比97%減の1000万円になる見通しだと発表した。前期に計上した株式売却益がなくなる影響が大きい。売上高は10%減の49億円を予想する。工作機械で新設よりも比較的利益率が良い既設品の改造を中心に受注を進める。
同日発表した24年3月期の連結決算は売上高が前の期比21%増の55億円、最終損益が3億2100万円の黒字(前の期は3億600万円の赤字)だった。増収や最終黒字は2年ぶり。工作機械の受注回復や自動車部品での価格転嫁に加え、株高を捉えて政策保有株を売却し約4億4696万円を特別利益に計上した。
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