ロイヤルホールディングスは13日、ファミレスチェーン「ロイヤルホスト」でドリンクバーの料金を15日に値上げすると発表した。約半数の店舗ではドリンクバーの料金をこれまでより22円値上げし660円となる。ドリンクバーで提供する紅茶などの種類を増やし付加価値を高めるため販売価格を見直す。ドリンクバーの中でも人気の高い紅茶を拡充し、他社との差別化につなげる。
ドリンクバーの値上げの対象はほぼ全店にあたる212店舗が対象だ。「ロイヤルホスト」ではコーヒーマシンやソフトドリンクに加え、紅茶や緑茶を扱うティーバッグブランド「TEARTH」を提供している。今回の値上げに合わせて「ピーチストロベリー」や「デカフェアールグレイ」などの紅茶の種類を増やし、これまで「TEARTH」を提供していなかった店舗でも新たに扱いを始める。
値上げは新しいコーヒーマシンなどを備えた新型のドリンクバーを提供する店舗(123店舗)では22円値上げし660円とするほか、旧型のドリンクバー店舗(89店舗)ではこれまでより33円高い561円に引き上げる
紅茶商品は女性を中心に根強い人気がある。日本マクドナルドでは1月に「ホットティー」の商品ラインアップ見直しの一環として販売終了を発表したものの、顧客から販売継続を望む声が多く寄せられたことを受けて2月下旬に再開した。またコンビニエンスストアのセブン―イレブン・ジャパンは、入れたて紅茶「セブンティー」の本格展開を進めている。
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