値上げ後も客数を伸ばし、既存店売上高が好調に推移した

日本マクドナルドホールディングスが14日発表した2024年1〜3月期の連結決算は、純利益が前年同期比27%増の67億円だった。1月下旬に約3割のメニューで値上げした後も期間限定の商品などで客足を伸ばし、既存店の売上高を押し上げた。原材料費や水道光熱費の上昇が落ち着き、利益率も改善した。

売上高は10%増の1013億円だった。既存店の売上高は7%増えた。1月下旬に「ビッグマック」や「てりやきマックバーガー」など約3割の商品で店頭価格を10〜30円上げ、客単価が4%増えたほか、期間限定の「てりたま」シリーズなどが好調で客数も3%増えた。

営業利益は34%増の112億円だった。為替予約や政府の補助金で原材料や水道光熱費といったコスト負担を補った。売上総利益も増え、営業利益率は11%と2ポイント改善した。

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