医薬品卸大手のスズケンは14日、2024年3月期の連結純利益が前の期比43%増の290億円だったと発表した。政策保有株式を売却した特別利益として68億円を計上した。売上高は前の期比3%増の2兆3864億円と過去最高で、営業利益は同7%増の348億円だった。希少疾患の治療で使われる医薬品や、新型コロナウイルスの治療薬の販売が増えた。

同日、25年3月期の連結純利益が前期比3%増の300億円になるとの見通しを発表した。株式売却に伴う特別利益を予想に織り込んだ。売上高は前期比1%減の2兆3730億円を見込む。

新型コロナウイルス関連の需要減少による影響が出ると予測する。年間配当は前期から20円増配した100円と予想する。

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