福岡市・天神のイムズ跡地に建設中の複合ビルのイメージ=三菱地所提供

三菱地所は15日、福岡市・天神の複合商業施設「イムズ」の跡地で、2026年12月に竣工予定の複合ビルの建設を始めたと発表した。地下4階・地上21階建て、延べ床面積約7万4000平方メートルの高層ビルで、オフィスや商業スペースに加え、米シアトル創業の「エースホテル」が入る。開業は27年ごろを見込む。

施設概要によると、16〜20階には192の客室を備えるエースホテルが入居する予定。19〜20階には宿泊者以外も利用できるルーフトップバーを設けるほか、地下2階〜2階の低層部分には商業スペースとして飲食店などのテナントが入る予定だ。

イムズ跡地に建設中の複合ビル内のホテル部分に開設されるルーフトップバーのイメージ=三菱地所提供

3〜15階(6階は除く)に入るオフィスは1フロアで約790坪(1坪は約3.3㎡)、想定就業者数は3000人を見込む。三菱地所の中島篤社長は「立地もいいため、オフィス賃貸のリーシング(テナント誘致)について心配していない」と話した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。