新潟交通が15日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比19%増の10億円だった。事業収支改善のために実施したダイヤ改正が利益を押し上げたほか、23年9月に実施した運賃改定も増益に寄与した。

売上高は前の期比11%増の194億円。主力の路線バスなど運輸事業の売上高は7%増の80億円だった。新型コロナウイルスの5類移行で人流が回復し、不動産事業や商品販売事業、旅行事業なども増収となった。

25年3月期の連結業績予想は純利益が前期比44%減の6億円、売上高は1%増の196億円を見込む。燃料費の高騰が続いていることや、運転士確保に伴う人件費の増加を踏まえた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。