15日のニューヨーク株式市場はこの日発表された4月の小売業の売上高が市場予想を大きく下回ったことで個人消費の減速が意識され、FRB=連邦準備制度理事会の利下げ時期が早まるのではないかとの観測から買い注文が膨らみました。

また、先月の消費者物価指数の上昇率が3か月ぶりに前の月を下回ったこともインフレ率の鈍化による利下げへの期待を高め、買い注文につながりました。

ダウ平均株価は一時、290ドル以上値上がりして、ことし3月下旬につけた終値としての史上最高値を上回りました。

節目となる4万ドルに近づいています。

一方、15日のニューヨーク外国為替市場ではこれらの統計の発表を受けて早期の利下げ観測から日米の金利差の縮小が意識され、ドルを売って円を買う動きが強まり、一時、1ドル=154円台後半まで円高が進みました。

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