イスラエル軍は、ガザ地区で多くの避難者が身を寄せる最南端のラファでイスラム組織ハマスへの攻撃を続けていて、追加の部隊も派遣して攻撃を強化する姿勢を見せています。

UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関のラザリーニ事務局長は18日、ラファに身を寄せていた人のうち80万人がさらに別の場所への避難を強いられていると明らかにし、人々が安全な飲料水も確保できない状況にあるとして「これ以上の戦闘のエスカレートは民間人に大惨事をもたらす」と訴えました。

こうした中、アメリカ、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官が19日、イスラエルを訪れ、ネタニヤフ首相らとラファでの軍事作戦などを巡って協議することになっています。

サリバン補佐官は、イスラエル側に大規模な地上作戦は行わずハマスの幹部などに標的を絞った作戦を行うよう働きかけるものとみられ、これ以上の民間人の巻き添えや人道状況の悪化を回避できるのかが、焦点となっています。

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