台湾では、20日午前、頼清徳氏が新たな総統に就任した。
就任式が行われている総統府の前から、沖本有二・FNN上海支局長が中継でお伝えする。

頼清徳氏は舞台に姿を現し、注目の就任演説を行う予定。

台湾 頼清徳新総統「憲法を順守し、誠実に職務を遂行することを国民に心から誓います」

就任式は、日本時間の20日午前10時に始まった。

式典には、日本から過去最多となる31人の国会議員や、アメリカからはアーミテージ元国務副長官らが出席するなど、51の国や地域の代表団500人以上が駆けつけた。

注目は、日本時間の午後12時ごろから始まる就任演説。

頼氏は中国に対して、前総統・蔡英文氏の路線を踏襲するとしていて、20日の演説でも「おごらずへりくだらず、現状を維持する」との立ち位置をとるとみられる。

しかし、台湾を自国の一部だと主張する中国は、頼氏を「独立派」とみなし、警戒していて、演説次第で台湾への圧力を強める可能性もある。

頼氏が、中国に対してどのようなメッセージを発信するのか、世界が注目している。

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